食農教育推進大会を開催しました。

3月1日、安曇野スイス村サンモリッツで、食農教育に地域で取り組んでいる生産者組織の皆さんやJA担当者の皆さんの啓発・知識向上を目的に、JA長野県食農教育推進大会を開催しました。

約80名が参加し、27年度の食農教育優良組織表彰および活動発表、他県JAの事例報告、基調講演を実施いたしました。

本年度の食農教育優良組織にはJA松本ハイランド女性参画センター運営会議が選定され、表彰式と活動発表を行いました。
同会議は、地元産の食材を使い、さまざまな工夫を凝らしたイベントである「よい食パク博」に2009年から取組み、「食の安全・安心」「地産地消」の推進を図っています。

続いて、JAおうみ冨士(滋賀県)の食農教育について報告した同JA食育園芸部の川端均部長は、「食農教育が担い手育成や加工品開発、地域企業との連携といった事業と結びつくことで地域創生につながる」と話しました。

基調講演では、農業ジャーナリストの榊田みどり氏が、食農教育がめざすものについて講演しました。榊田さんはその中で「世代を超えた食農教育、コミュニケーションとしての"食"を伝えること、風土としての"食"を伝えることが今後、食農教育が目指す課題であり、同時にそれはJAにとって、地域とつながるツールのひとつだ」と指摘しました。

大会では、次期三ヵ年の食農教育の理念・取組み方策を定める「JA長野県食農教育ビジョン」も確認し、今後の3ヵ年において更に食農教育を充実・発展させていくことを確認しました。

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