夏もおいしい! しっとり&肉厚な信州のハクサイ
知っているようで知らない 3つの特徴
その1
信州の冷涼な高原の気候を生かした
夏の白菜!
全国的には白菜の旬は冬です。冬の白菜は、鍋に欠かせない野菜として大活躍しますが、ハクサイの2割ほどが長野県で生まれたものです。中でも長野 県のハ
クサイは冷涼な高原の特性を活かし、6月から10月が出荷の最盛期を迎えます。全国で食べられる夏のハクサイの8割以上が長野県産という時 期があります。霜が降りた秋の高原で育てられた白菜もいちだんと柔らかくて甘みが増します。
その2
白菜のそばかすは
病気や虫ではありません
白菜の葉には、時々、ゴマをふったような小さな黒い斑点が出ることがありますが、これは「ゴマ症」と呼ばれる生理障害で、病気や虫ではありません。原因は、チッソ過剰によるといわれ、褐色の色素を作る酵素「ポリフェノールオキシダーゼ」によるものといわれています。見た目が良くないので嫌われがちですが、少しゴマがあるくらいの方が、実は甘みがあるといわれています。
その3 白菜の美味しくて健康的な食べ方
刻んで軽く塩揉みしたり、細く刻んで生野菜として食べるのもおすすめです。熱に弱いビタミンCですが、塩漬けにすればその損失は少なく、ミネラルを効率よく摂取できるほか、塩漬けで摂りすぎた塩分を体外に排出する働きもしてくれます。
ただし、調理の際には手とハクサイをよく水洗いし、食中毒を心配される方は、シャキシャキ感を残す程度に火を通すことが予防に効果的です。
出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」