生のおいしさ知っていますか?品種も豊富な健康果実
知っているようで知らない 3つの特徴
その1
その年のプルーンの出来が決まる
剪定作業
プルーンは夏の果物ですが、その栽培は前年の冬の剪定作業からはじまります。木全体に日光が当たるように余分な枝を落とす剪定によって、その年の実の出来が決まるともいわれています。その後、4月〜5月に花が咲き、7月中旬から摘果作業が行われます。
その2
デリケートなプルーンを
守るために
畑には全体に支柱が張り巡らされています。これは、雨が降った際、雨よけのシートに被せるためのもの。プルーンは非常にデリケートな果物で、雨が当たっただけでも実が割れてしまうことがあるのです。糖度の高いプルーンほど割れすいので、おいしいプルーンを食卓に届けるため、農家の方々は雨の度にシートを広げ、実を守っています。
その3
高齢者の作業を考えた
根域制限栽
信州ではプルーン農家の高齢化により、脚立から落下するなど作業中のケガが絶えません。そこで近年、高齢者の方の作業のしやすさを考えた「根域制限栽培」が広がりを見せています。これは布やボックスなどで根の成長を制限し、木を低いままにとどめるというもの。根域制限栽培により、手が届く範囲で作業が行えるため、作業効率も上がり、通常より早い年数で摘果が可能になりました。
出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」