花き定期総会 生産振興と「信州諏訪の花」ブランド力の向上に努める

JA信州諏訪
花き定期総会であいさつする花き定期総会の新役員
花き定期総会であいさつする花き定期総会の新役員

JA信州諏訪花き専門委員会は3月24日、富士見町のJA会館ふじみで定期総会を開いた。委員・JA役職員48人が出席。2024年度事業報告などを協議し、承認した。2025年度は関係機関と連携し、生産振興と「信州諏訪の花」ブランド力の向上に努め、販売数量32万8,152ケース、販売金額20億円の達成を目指す。
2024年度の販売実績は、金額は18億9,220万9千円(前年対比98.5%)、単価は6,383円(同102.5%)、数量が29万6,448ケース(前年度比96.1%)。他産地でも夏の酷暑の影響があり、品薄の状況が続いたことから堅調な販売となった。輸送の「2024年問題」に対応するため、共選については全品目完全3日目販売、個選は集荷時間を見直した。JA独自宣伝会として、JA農業祭茅野市会場内のイベントとして「JA信州諏訪花まつり」を実施。東京・名古屋で「信州諏訪の花」フェアを開催した。小学校でのフラワーアレンジメント教室も実施した。
2025年度は信州諏訪の他品目栽培の強みを生かし、総合的な販売体制を構築するために市場選定を検討。相対取引拡大や新たな販路開拓も引き続き進める。商談会への参加や消費宣伝会、地元での「花まつり」の開催継続で、当産地の花をより多くの方に積極的にPRしていく。
委員長は2024年度に続き、茅野市の栁澤源悟さん(52)が再任された。「昨年委員長を務め、もっと信州諏訪の花をアピールしたいという気持ちになり、立候補した。生産者とJA・行政関係者がさらにコミュニケーションを取り合えるようにしていきたい。皆さんに協力いただきながら頑張っていく」とあいさつした。
小平淳組合長は「高温干ばつや作柄不良など、厳しい環境下での生産管理となった1年だったが、大変多くの出荷をいただいた。JAは関係各位とともに消費者に安心して選んでいただける産地づくりを進めていく。今後も品質の良い花をより多く出荷してほしい」と述べた。

MENU