関西大学と共同研究 新品種ブナシメジ開発

JAながの
プレゼンテーションをする関西大学学生らと拝聴するJA職員
プレゼンテーションをする関西大学学生らと拝聴するJA職員

JAながのでは関西大学と共同研究を重ね、うま味と栄養素の含有量がより豊かになった特別なブナシメジを開発し(現在特許出願中)、販売に向けて取り組みを進めている。
10月7日、同JA本所(長野市)に関西大学の学生らが訪れ、開発されたブナシメジの販売に向けたマーケティングのプレゼンテーションを行った。
開発されたブナシメジは、体に嬉しい栄養素が豊富で、味わいが深く大切な誰かに食べさせたい愛が生まれる“味愛きのこ”(あじわいきのこ)としてJAながのブランド「豊(ほう)茸(だけ)(HOUDAKE)」が誕生した。一般的なブナシメジと比較して3種のアミノ酸の含有量が約1.5倍(グルタミン、オルニチン、アルギニン)、苦味を抑えるオルニチン、アルギンが豊富で、臭みが少ない事が特徴。また、パッケージは高級感を感じられる箱入りで、目につきやすく女性が手に取りやすいデザインとなっている。
10月8日~11日の3日間にはお百SHOPおぶせ、長野駅前農産物直売所旬彩工房vivid、アグリながぬま、あもり農産物直売所で試験販売を行った。アグリながぬまにて関西大学商学部マーケティングを担当している学生らが売り場に立ち、販売のサポートをしながら用意された150株があっという間に完売となった。購入した人は「見た目(商品パッケージ)も素敵で、購入した。自宅で食べるのが楽しみです」と話した。
今後の販売について、大阪の量販店でも試験販売を開始し販売状況の確認を実施しながら、日本の家庭料理に欠かせないきのことして、持続可能なきのこ産業であり続け、次の世代の生産者につなげるものにするため、JAながのと関西大学では研究開発をさらに進めていく。

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