JA信州うえだ菅平農事振興組合は8月28日、ハクサイの出荷最盛期を前に上田市の菅平第一集荷所で2026年度「菅平地区はくさい出荷査定会」を開いた。出荷者32名のほか、同JA役員や全農長野、市場関係者が参加した。
同地区は、標高1200~1400メートルの高原地帯で、主にレタス・ハクサイなどの葉物野菜の栽培が盛ん。今年のハクサイは、お盆前の干ばつ傾向から生育に遅れが出た時期もあったが、生産者の適期管理により出荷物は十分な品質となった。
この日はまず、菅平農事振興組合の小林浩志組合長があいさつで、「レタスだけでなく、『菅平ハクサイ』としてもブランド認知・評価を上げていこう」と、生産者へ呼びかけた。続いてJA全農長野の担当者が県内産野菜の販売情勢や他産地を含めた今後の見通し、生産販売上の課題などを説明。さらに、卸売会社5社からは、現在の市場動向をはじめ、「菅平はレタスだけでなくハクサイもすでに高く評価・認知されている。バイヤーから、『六文銭のハクサイがほしい』(同JA産ハクサイの出荷箱に六文銭が印刷されているため)とこだわって問い合わせがくる。安定した品質・出荷を継続してほしい」など、評価や期待、要望を伝えた。
また、JA営農技術員からは、出荷規格の説明のほか、「さらにブランド評価を上げるために、見映えも重視してほしい」と、箱詰め時の玉の向きや葉芯の位置、外葉の整理など、出荷時のひと手間を依頼した。適正な量目で出荷するため個々の計量実施も再確認した。
生産者は、終始真剣に耳を傾けていた。
今年の出荷は、11月初めごろまでで、9月から10月中旬が最盛期となり、年間約20万ケース(1箱15㎏換算)を見込んでいる。