JA信州諏訪の生活関連子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」は、「JAでんき」のPRに力を入れている。職員が、日々の農業生産で多くの電力を使う花の生産者や酪農家らのもとに積極的に訪問。身近な経費の見直しを提案し、農業所得の増大に繋げる考えだ。
JAでんきは、全農エネルギー株式会社が供給する電気のブランド名称。組合員が利用する電気料金を安くするのが狙い。簡単に切り替えができ、いつ解約しても違約金はかかない。
同社は2021年11月から、代理事業者として取り扱いを始めた。2021年から2024年の契約は155件。2025年、専属担当者として同社本店ホームエネルギー課の野田葉月担当を配属。各ガスセンター職員とともに、PRを強化した。年間105件が契約。県下10JAで1位の実績だった。今年度は8月26日時点で53件(年間目標達成率106%)。2027年3月までに、あと30件ほどの契約を目指す。
JAでんきは、農業用施設などで電気を多く使う農家におすすめの料金プラン「農トクプラン」「農トクプランS」「低圧電力」がある。「農トクプラン」は700kWh以上使う場合、「農トクプランS」「低圧電力」は基本料金がお得になる。職員は1件ずつ訪問し、現在の電気検針票をもとに各プランで試算。現在よりも価格が安くなる場合に切り替えを提案する。納得してもらったうえで、手続きを進めている。
野田担当は8月26日、富士見町でアルストロメリアとカーネーションを栽培する小池潤さん(46)の作業場を訪問。各プランの内容を丁寧に説明した。
アルストロメリアやカーネーションの栽培には、夏場は冷蔵庫、冬場は暖房を使うため多くの電力が必要だという。
小池さんは「資材・輸送費など全ての価格が値上がりしているなかで、JAでんきで電気代が安くなる見込みがあることがわかり、よいサービスだと思った。作業場まで来て、説明してくれるのがJAの良いところ。最適なプランの提案を大いに期待している」と話した。
同課の五味利公課長は「JAでんきはJAグループの組織力を生かして、複数の発電会社から有利な条件で仕入れることで安定した価格で電気をお届けする。より多くの組合員の皆様に利用いただけるようこれからもお声がけを続けていく」と話している。