JA信州うえだ助け合いの会は7月23日、「20周年記念大会」を上田市の上田市交流文化芸術センター「サントミューゼ」小ホールで開き、会員や地域住民ら約300人が参加した。
同会は、「年をとっても住み慣れたところで安心して暮らしたい」という地域住民の願いを、協同の力で実現しようと活動するボランティア組織。実際に活動を行う協力会員と、年会費を納めることで活動に参加する賛助会員があり、合わせて859人(26年2月末)。地域の高齢者を対象にした集いの場「よりあい広間」を、JA施設や公民館等を会場に開いている。内容は、体操教室や「モルック」「ボッチャ」といったニュースポーツ体験、保健師の健康講話、お茶やお昼の提供などで、高齢者の健康維持や集った人同士のコミュニケーションを目的に企画している。
また、毎年2~3回、会員だけでなく地域住民の参加も呼びかけて、研修会を開催。会員のスキルアップはもちろん、保健福祉への知識向上や誰もが暮らしやすい地域づくりへの意識醸成を目指している。
同会は、平成18年にそれまで行っていた家事援助などの有償活動をJA福祉事業へ移行し、会員による自主運営のボランティア組織として再始動して、昨年で20年を迎えた。今回の大会は、これまでの支援への感謝とともに、これからも地域のよりよいくらしをつくっていくために新たな輪を広げていきたいとの願いを込めて企画した。
開会にあたり、同会の荻野久子会長は、「ご来場の皆様と共に、誰もが安心して暮らせる地域について考え、未来へ向けて活動の礎を築く場としたい」とあいさつした。
大会では、荻野会長が20年のあゆみを紹介したあと、記念講演を実施。講師に、組合立諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏を招き、「安心して暮らせる地域づくり~笑って健康と幸せをつかむ~」と題して講演した。鎌田氏は、「助け合いの会の活動に参加し、仲間や地域の多くの人と関わりを持ち続けることが、自身の心身の健康と、安心して暮らせる地域づくりにつながる」と、会の活動へエールを送った。
参加者は、「まだ会員になって間もないが、地域に帰って今日の講演内容をみなさんと話してみたい」「自分のできる範囲でこれからも活動に参加・協力していきたい」と、活動への意欲を新たにしていた。
この大会には、JA長野中央会、一般社団法人家の光協会が協賛。開会前にはJA長野県グループがすすめる「国消国産」運動の紹介動画を放映。閉会後には、同協会が出版している鎌田實氏の著書販売を行った。