JAみなみ信州管内では同JA野菜の主力でメイン品種の「夏秋きゅうり」の出荷が最盛期を迎えている。同JAの夏秋きゅうりは中京圏への近さを活かし鮮度を保った出荷を行っており、ピーク時の市場シェア率(名古屋中央卸売市場)は5割以上を占める。
猛暑が続く16日、高森町の佐々木大地さん(36)は収穫作業に汗を流した。父とふたりで5アールのハウスで夏秋きゅうりを栽培するほか、3アールのハウスで春きゅうり、抑制きゅうりも栽培もしている。溶液土耕を導入して省力化にも取り組み、「常にきゅうりの様子を見ながら肥料や水の量を調整している。7月に入り勢いが出てきた」と話す。今シーズンは1,200ケース(1ケース5kg)の出荷を目指す。佐々木さんは「品質重視で昨年よりも秀品率を上げられるよう頑張りたい」と意気込んだ。
今年は梅雨時期の曇天によって6月の生育が停滞傾向だったものの、7月に入り暑さとともに日照が確保でき生育が進んでいる。同JAでは平均反収20トンを目標に掲げ施設化を進め、現在生産者の約7割が施設栽培(簡易雨よけを含む)で生産振興を図っている。値決め販売や下級品までの幅広い受け入れで生産者の手取り向上に取り組み、今年度販売金額13.5億円(前年度比5%増)、取扱数量3,600トン(前年度比同)を見込む。春きゅうりからバトンを受け5月中旬から始まった出荷は7月~8月上旬をピークに11月頃まで続き、抑成きゅうりへとつなぐ。
同JA営農部農産課の幾島祥技術員は「厳しい暑さの中、潅水や追肥、防除など今後の適切な管理が今シーズンを左右する。樹の勢いを保ちながら長く収穫できる指導をしっかりとて、生産者の皆さんと一緒に頑張っていく」と話した。