トルコギキョウ部会が全生産者の出荷状況を取りまとめ 需要期の有利販売へ情報発信を強化

JA信州諏訪
秀品を見て、出荷規格を確認するトルコギキョウの生産者(長野県茅野市で)
秀品を見て、出荷規格を確認するトルコギキョウの生産者(長野県茅野市で)

JA信州諏訪花き専門委員会トルコギキョウ部会は8月出荷に向け、全生産者の出荷状況を取りまとめて市場への情報発信を強化する。7月20日に開いた第1回出荷査定会で生産者に説明し、協力を要請した。結果をトルコギキョウの取引市場11社に共有し、需要期となる8月盆の有利販売に繋げる考えだ。
同委員会は毎年春、全生産者が年間の作付品種・面積、出荷時期などを記入する「面積調査」を実施している。しかし近年は、不安定な気象経過を背景に「面積調査」時に取りまとめた出荷計画と実際の出荷数量生育に差が生じており、各市場からより正確な出荷見込み情報の発信を求める声が強まっていた。このことから、同部会は8月の出荷予定を再調査することで、より正確な情報共有に努める。
職員が、生産者1人ずつ専用の調査用紙を作成。「面積調査」時に記入した品種の生育状況や品質、切り花可能本数、出荷予定日、出荷見込みケース数などを記入し、最寄りの営農センターに提出してもらう。
第1回出荷査定会は、茅野市のJA玉宮集荷所と原村のJA原村花き共選所で開き、生産者計55人が参加。調査用紙を配布し、7月27日までの提出を呼びかけた。また、秋彼岸の需要期に合わせて9月出荷分も同様に取りまとめることとした。会場には「プリマラベンダー」「マキアライトピンク」など秀品のサンプル8箱を並べ、生産者が出荷規格や荷造り方法を確認した。
トルコギキョウはJAの夏から秋の主力品目のひとつ。同部会には2026年度、75人が所属する。11月末までに3万9000ケース(1ケース30~40本)、販売金額2億9995万円を目指す。 
今年度は6月下旬に初出荷を迎えた。7月上旬は、出荷本数6060本(前年同比66.59%)、販売金額160万1600円(同79.83%)、1本単価264円(同119.88%)。出荷数量の減少は、この時期出荷分の作付面積が昨年度より減少していることや、生育の遅れが要因。他産地の出荷数量増加ペースも緩やかだったことから、単価高となった。需要期に合わせた出荷最盛期の8~9月は、前年並みに出荷数量が増加する見込みだ。
坂本勉副部会長は「出荷規格や品質を確認できた。今年度も部会皆で高品質なトルコギキョウの出荷に励んでいく。出荷状況の提出に協力し、少しでも所得向上に繋がればうれしい」と話した。
原村営農センター生産係の雨宮泰平係長は「出荷数量の予測精度が向上すれば、市場が前もって信州諏訪の花を売り込んでくれるため、有利販売につながる。生産者の皆さんに協力いただきながら、市場への安定供給に努めていきたい」と話した。

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