JA農園に初参加の渡邉さん 丹精込めたキャベツなどを収穫

JA信州諏訪
JA農園で育てた大きなキャベツを収穫する渡邉さん(長野県富士見町で)
JA農園で育てた大きなキャベツを収穫する渡邉さん(長野県富士見町で)

茅野市の渡邉聖史さん(58)は2026年度、地域住民が野菜作りを体験できるJA信州諏訪の「JA農園」を初めて利用している。ほぼ毎日通い、ホウレンソウやニンジン、トマトなど12品目を栽培。7月10日には大きく育ったキャベツとキュウリを収穫し、「諏訪の地で農業を経験できてうれしい」と笑みを浮かべている。
JA農園は26年度で3年目の事業。JAと同JAの子会社あぐりクリエイト信州諏訪が、管内在住の10人に土づくり済みのミニ農地(1区画0,7アール)を11月末まで貸し出している。
渡邉さんは大阪府出身。会社員時代に全国を転勤する中、いつか農業をしてみたいとの思いを持ち続けていた。25年まで6年間過ごした石川県では、2年間現地の市民農園で野菜作りを体験。知識を広げようと22年に参加した小諸市の長野県農業大学校での研修をきっかけに、長野県での農業を考え始めた。
県内各地を巡って適地を探し、晴天率や景色の良さにひかれて諏訪地域で農業をしようと決めた。少しでも早く始めたいと、務めていた仕事を辞めて26年1月に茅野市へ引っ越し。石川県の市民農園と同様に手軽に始められる場所を探していたところ、JA農園を見つけて応募した。
渡邉さんはトウモロコシをメインに、レタスやオクラ、ナスなどさまざまな品目をほぼ無農薬で栽培している。日々農地へ通って、作物の成長具合などを確認。初めて収穫したキャベツは「大きくなりすぎてしまった」と驚いたが、サラダにして食べたいと喜んでいた。
原村のネギ農家の下で働いていることから、栽培のコツを学ぶ機会があるという。少し掘った場所にネギを植えると地表にそのまま植えるより伸びやすいという、農家直伝の手法を自身も実践。同じように農地を調えて植え、今後の成長と収穫を楽しみにしていた。
JA農園について渡邉さんは「土が特に良い。病気も少ないので育てやすい」と好印象。野菜作りに関しては「収穫後に、次はどんな野菜を作ろうか考えるのが楽しみ。いずれは直売に出品してみたい」と話した。

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