JA上伊那アルストロメリア専門部は7月1日、伊那市のJA本所で出荷反省会を開いた。生産者やJA役職員、JA全農長野の職員ら80人が出席。今年度の販売実績や販売経過を確認するとともに、来期を含めた販売方針について市場11社と意見を交わした。
長野県はアルストロメリアの生産量が全国一で、上伊那地域を中心に栽培されている。JA全農長野の市場販売実績によると、2025年度3月末時点の出荷量は1579万本(前年対比110%)。このうち約7割を上伊那産が占める。農業資材価格の高騰や気象変動の影響で生産が不安定な中、市場からは安定した出荷量と優れた品質が評価されており、今後も良品なアルストロメリアの安定出荷に努める。
会議では、春日国博専門部長が「反省点を確認し、今後の栽培をより良くしていこう」とあいさつ。JA担当職員は26年度の6月末時点の出荷実績を報告した。3月以降の高温の影響もあり、出荷量は前年を上回る約485万本(前年対比99.8%)となった。26年度は8品種を新らたに導入するほか、22品種を増産し、さらなる生産拡大を目指す。JA担当職員は「栽培ハウスの中を細かく観察し、新植初期の蒸れや病害虫対策を確実に講じてほしい」と呼びかけた。
市場の担当者は「定番品種に加え、特徴ある新品種や多彩な花色を展開し、新たな需要の開拓につなげたい」と述べ、「フェアの充実や消費喚起、産地PRを進めていく」と話した。