JAみなみ信州は1日、今シーズンの施設ぶどう「ナガノパープル」「クイーンルージュ®」の出荷を始めた。同JAでは品質向上・早期出荷を目指し施設化を進め、同JA出荷ぶどう全体の約4割が施設栽培を行っている。この日は同JA総合集荷販売センターに高森町の生産者1人からナガノパープル11箱(1箱5kg)とクイーンルージュ9箱(1箱5kg)が出荷され、県内と関東方面の市場へ出荷した。同JAぶどう主力のシャインマスカットも今月10日頃から出荷が始まる予定。
同JA営農部によると5月下旬の高温傾向で一斉に開花が進み全体として1週間程度生育が前進。丁寧な管理作業により平均糖度18度以上と大きく甘いぶどうに仕上がっている。今年度の出荷はナガノパープル8,500箱(前年度比7%増)、8月中旬をピークに9月上旬まで、クイーンルージュは6,000箱(前年度比43%増)、9月中旬をピークに10月上旬まで出荷していく。ナガノパープル・シャインマスカット・クイーンルージュは台湾・香港を中心とした東南アジアへ輸出する。
同JA営農部果実柿課ぶどうチーフの宮嶋天技術員は「生産者の努力で食べる人を感動させるぶどうに仕上がっている。高品質産地としての市場の認知度も高まり、良いぶどうをしっかりと売る体制ができている。産地のリレーで売り場をつなげ生産者の手取りを確保していきたい」と話した。
この日出荷状況を確認した(株)R&Cながの上田本社果実部の安西隼大サブリーダーは「長野県をリードする品質トップレベルのぶどうが出荷されており、産地への強い信頼がある。ここまで成長してきた産地の信頼や品質を落とさない生産・出荷をお願いしたい」と話した。
同JAぶどう部会では28年度までに販売金額10億円を目指すプロジェクトX(テン)で産地づくりに取り組んでおり、25年度販売実績はプロジェクト開始前の23年度より45%増となる6.8億円を達成と着実に成長している。