川路事業所 おもいで会

JAみなみ信州
事業所で記念撮影をする関係者(長野県飯田市で)
事業所で記念撮影をする関係者(長野県飯田市で)

JAみなみ信州川路事業所建物で17日、同JA役職員、同事業所役職員OBなど関係者ら12人が参加し「川路事業所おもいで会」を開いた。同事業所は2020年に営業を終了し、今年7月から解体作業に入ることになり、長年にわたり地域の農業振興を支えてきた拠点としての役割を終える。
同おもいで会では同会会長の田畑保廣さんが「思い返せば地域住民の集う場として、この建物には多くの思い出があり、さみしさがある。事業所の形が無くなっても、先人の魂を引き継ぎ、農業振興を次の世代へ伝えていかなければならない」とあいさつした。同事業所の庭には同川路村農協の組合長や長野県経済連会長を務め、地域の発展に尽力した安藤長造氏の胸像が設置されている。胸像は今後、安藤氏の子孫の元へ引き渡されることとなり、功績を語り合い、贈呈式を行った。その後、参加者らは事業所内で行った懇親会で思い出話に花を咲かせた。
同事業所は1948年、養蚕業が盛んだった川路地区で「川路村農業協同組合」として発足。その後、1961年の大洪水(36災害)で全施設が水没する災害を乗り越え、合併を経て1997年に「みなみ信州農業協同組合川路支所」となり、2005年から同JA川路事業所として2020年まで地域の農業と生活を支える拠点として営業を続けてきた。事業所閉鎖後も建物を利用して同地区の収穫祭が行われ、かつて養蚕が盛んだった地区の伝統行事「繭玉・餅花づくり」を行い、地域住民の交流の場となっていた。今後は集荷場と寄り合い所を残し、地域の農業を支える拠り所して存続していく。

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