東京農業大学の学生22人が6月1日から、中野市内の農家で農作業実習に取り組んだ。この実習は、学生に農業・農村の実態を知ってもらい、農業への理解を深めてもらうことを目的に、JA中野市が1966年から同大学の農業実地研修として受け入れているもの。新型コロナウイルスの影響による中断を経て、今年で57回目を迎えた。
期間中、学生は受け入れ農家ごとに分かれ、最盛期を迎えているブドウの剪定(せんてい)作業などに挑戦した。慣れない作業に苦戦しながらも、真剣な表情でハサミを握り、産地の農業を肌で感じた。
実際に作業を体験した学生は「農作業は初めての経験。実際にやってみて、生産者の皆さんの大変さがよく分かった」と話し、農作物を育てる苦労を実感していた。
受け入れ農家の田尻裕之さんは「都会の学生に産地で農作業を体験してもらい、中野市産ブドウが育つ背景を知って、ファンになってもらえたらうれしい。この経験を今後の人生に役立ててほしい」と、学生の成長に期待を寄せた。