伊那米総合試験地で田植え 高温耐性品種などを試験栽培

JA上伊那
試験地で条件を統一して田植えをする職員ら(長野県伊那市で)
試験地で条件を統一して田植えをする職員ら(長野県伊那市で)

伊那米総合試験地運営委員会は5月15日、伊那市の伊那米総合試験地で田植えをした。上伊那地域に適した奨励品種の選定と、品種ごとの生育調査をして生産者へ情報を伝えることを目的に毎年行っている。
同委員会はJA上伊那や上伊那農業農村支援センター、JA全農長野、農業共済組合上伊那支所などで構成する。
試験地は50年以上の歴史があり、「コシヒカリ」をはじめ、もち米や酒造好適米、品種登録前の品種などを栽培する。毎年5月15日に田植えをし、収穫まで10日ごとに草丈や茎数などの生育を計測。同一条件下での生育状況や、収量・品質などを調査し、奨励品種の選定につなげている。また、試験地の生育状況を指標とし、生育状況に合わせた栽培指導につなげている。
この日は、関係者26人が基準となる「コシヒカリ」のほか、高温耐性と耐倒伏性に優れる「にじのきらめき」など11品種を田植え。植え付け間隔や深さ、1株あたりの苗の本数など、条件を統一しながら丁寧に手作業で植えた。
JA米穀課の三澤宏樹課長は「試験地の生育調査の結果が上伊那地域の基準となる。米産地である上伊那の、歴史ある試験地で今年も丁寧に試験栽培していきたい」と話した。
同JAでは近年問題となっている、いもち病や倒伏などの対策に力を入れている。また、夏場の高温に対応するよう改良した同JAオリジナルの水田一発肥料を使った試験栽培も実施するなど、安全安心・高品質・良食味の「かみいな米」の生産に取り組んでいる。

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