JA上伊那とJA上伊那花き部会は管内5市町村と連携し、2026年度も花育事業に取り組んでいる。子どもたちが上伊那地域で盛んな花き栽培を学び、花に親しみを持つことで情操を育むのが目的。26年度は、5月28日までに管内の小学校28校へ、花束と教材用DVDを届ける。
同事業は2014年に伊那市の小学校15校を対象に始まり、現在は上伊那管内5市町村にまで広がっている。子どもの頃から花に触れることで、優しさや美しさを感じる気持ちを育み、花が身近にある環境を作る。対象校の全クラスにアルストロメリアの花束(1束10本)を届け、地域の産業を学ぶ3年生には、同部会青年部が作成した教材用DVDを配る。
5月8日、伊那市立伊那西小学校で開かれた贈呈式には、JAの西村篝組合長や同JA花き部会の吉澤昭夫部会長、吉田浩之市長らが出席。3年生の代表児童3人に花束を手渡した。西村組合長は「花は食べられないが見ると心が豊かになり、幸せな気持ちになる。農家さんが大切に育ててくれた花を楽しんでほしい」と呼びかけた。
贈呈式後には、3年生14人がアルストロメリアの特徴や、花を長持ちさせるための管理方法をまとめたチラシを作成。校内の各クラスに花束と一緒に届け、水を変えるタイミングや、「きれいだね」などと声をかけながら管理してほしいと呼びかけた。後日、教材用DVDを使った視聴授業で、花の栽培方法や流通、上伊那地域で栽培されている花の種類などを学んだ。
3年生の川手一頼さん(8)は「アルストロメリアは初めて見たけど、きれいだと思った。枯らさないようにクラスのみんなでお世話していきたい」と笑顔を見せた。