白馬中SDGsサークル、高校生と外来植物駆除

JA大北
外来植物「ハルザキヤマガラシ」を駆除する白馬中学校SDGsサークルのメンバーら(長野県白馬村で)
外来植物「ハルザキヤマガラシ」を駆除する白馬中学校SDGsサークルのメンバーら(長野県白馬村で)

白馬村の白馬高等学校で5月13日、地域の生態系への影響が懸念される外来植物「ハルザキヤマガラシ」の駆除活動が行われた。参加したのは、自主的活動を行う白馬中学校SDGsサークルのメンバー5人と同高校生11人。中高連携による地域保全活動として協働し、同校中庭に繁茂する株を丁寧に引き抜いた。
企画したのは、同中学校3年生でSDGsサークルの内川陽葵さん(14)。ことし4月25日に同高校の授業公開見学で訪れた際、校内にある中庭にハルザキヤマガラシの群生を見つけた。高校支援係で同高魅力化コーディネーターを務める麻生萌実さんに相談し、高校生と協働の駆除作業が実現した。
ハルザキヤマガラシは菜の花に似た植物で、繁殖力が強く、在来植物の生育地を脅かす外来種として地域でも対策が求められている。
この日参加した生徒らは、内川さんから外来種の特徴や駆除方法について説明を受けたのち、根から抜き取る作業を行った。抜き取った植物は45リットル入りのゴミ袋約9袋に回収し、可燃物として処理された。
SDGsを事業の生活活動として取り組むJA大北も、この生徒らが行うサークルの活動対策などに支援を行った。JAの武井宏文組合長は「当JAも女性部を中心にSDGsに力を入れている。生徒主体の地域景観活動に微力ながら貢献したい」と話した。
内川さんは、蝶の観察が趣味。繁殖や保全にも取り組む。「大好きな蝶の食草を脅かす外来植物の駆除として、また白馬村の豊かな生態系を次世代へ繋ぐ目標として計画した。ハルザキヤマガラシは見る人によってはきれいに見えるが、在来種に影響を及ぼす。駆除協力に感謝したい。中庭がきれいになってよかった」と話し、「地元の環境を守る大切さを伝えていきたい。自宅周辺に生殖していたら、ぜひ駆除をお願いしたい」と呼びかけた。
参加した同高校国際観光学科の小宮悠翔さん(17)は昨年まで雑草だらけだった中庭を整備する取り組みの代表。「指摘されるまでこの植物が外来種とは知らなかった。中庭の整備は環境保護の一環だったので、改めて勉強になった」話した。
同サークルでは6月中旬頃に、他の外来植物「オオキンケイギク」の駆除も予定している。

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