あぐりクリエイト田植え始まる

JA信州諏訪
あぐりクリエイトが管理する水田で行った田植え(長野県富士見町で)
あぐりクリエイトが管理する水田で行った田植え(長野県富士見町で)

JA信州諏訪の子会社「株式会社あぐりクリエイト信州諏訪」は5月11日から、富士見町で田植えを始めた。農家から借り受けた水田で「あきたこまち」を栽培する。また初めて、諏訪市の宮坂醸造株式会社の依頼を受け長野県オリジナルの酒米「山恵錦」を試作。地域とのつながりを深めながら、農業の活性化に力を注いでいる。
同社は農地保全や農業生産力の維持を目的に設立し、2026年度で14年目となる。今年度
「あきたこまち」は、高齢化で離農した農家の水田143枚(計30ヘクタール)で栽培する。
13日は、社員・委託生産者・JA職員計8人が分担し、畦の草刈り・代かき・田植えを行った。草刈りは、トラクター用アーム式草刈機を導入。最大リーチ4.5メートルのロングアームで、トラクターに乗ったまま効率よく刈り進めた。代かきは、トラクターでまんべんなく土を砕き、水田の状態を整えた。田植えは、軽トラックを畦の脇に付け、手分けして育苗箱を運び、8条植えの田植え機にセット。オペレーターは富士見町の名取靖さん(65)が務めた。作業はスムーズに進み、この日予定していた水田全てに整然と苗が植わった。
「山恵錦」は水田1枚12アールで試作。宮坂醸造株式会社が酒米を安定的に確保するため、富士見町役場を通じて、同社が協力することになった。収穫後、乾燥調製を行い、宮坂醸造株式会社に届ける計画だ。
宮坂醸造株式会社の那須賢二取締役総杜氏は「今後は地元産の酒米の活用を段階的に拡大し、地域農業の活性化に寄与していきたい。今回の取組みが、その持続的な循環を築くための一歩となることを期待したい」と話している。
同社の小池成人専務は「今年も多くの水田を管理するので、効率よく作業を行いたい。山恵錦の試作は、地域の企業を応援したいという思い。品質・収量が良ければ、来年以降の増産も前向きに検討していく」と話している。

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