グループチャットで営農指導「JA農園」今年も開園

JA信州諏訪
ジャガイモを定植する女性部富士見町ブロックの部員ら
ジャガイモを定植する女性部富士見町ブロックの部員ら

JA信州諏訪と子会社の株式会社あぐりクリエイト信州諏訪は5月1日から、地域住民が野菜づくりを体験できる「JA農園」を富士見町で開園した。8日、JA女性部富士見町ブロックがジャガイモを定植。食農教育・子ども食堂への寄付などに活用し、地域貢献の一助とする考えだ。
「JA農園」は、中堅職員3人が農業者の高齢化が進む中で「諏訪地方の農地を守るために新たな担い手が必要」と見据えて企画した。2024年度に初開園し、今年度で3年目。管内在住の先着10組に11月末まで、土づくり済みの農地(1区画約0.7アール)を参加費1万円で貸し出す。
利用者は、JA利用者専用WEBサイト「組合員Myページ」内にあるグループチャットに加入。栽培の疑問や職員・他利用者と情報共有したいことがあれば、コメントや写真を投稿してもらう。職員がアドバイスを返信するなど、初心者でも安心して農作業に取組める。
2026年度は2人の新規利用者を含み、10区画全てが早期に完売。利用者はさっそく、トウモロコシやジャガイモ、サツマイモ、ソルガムなど、好みの農産物を栽培する準備に取り掛かっている。
4月30日、職員が農園全体に施肥し、トラクターで耕耘した。敷き藁で区画をつくり、看板を立てた。さらに、かん水用タンク2個(1個あたり1000リットル入り)と草捨て場、生分解性マルチを設置した。
女性部富士見町ブロックがJA農園を借り受けるのは2年目。昨年、サツマイモの収穫に落合保育園の園児を招待して大変喜ばれたことから、今年は「定植から園児と一緒に行いたい」と企画した。
8日は、同ブロックの部員と富士見町中央支所の職員計11人が参加。畝を7本立てた後マルチを張り、畝4本分にサツマイモの苗約50本を定植する準備を整えた。残りの畝には、ジャガイモ「キタアカリ」約3キロを植えた。収穫は7月頃を見込み、子ども食堂への寄付やフードドライブに活用する。
同ブロックの小林忍ブロック長は「園児に野菜の育ち方を知ってもらい、たくさん食べてもらいたい。収穫後は、皆でサツマイモを使ったお菓子づくりをしたい」と展望を語った。
「JA農園」事務局のJA管理部協同活動推進課の前田直之課長は「今年も多くの役職員の尽力で開園でき、全区画完売となった。利用者の方には野菜づくりを楽しんでもらい、農業への理解促進に繋がればうれしい。栽培で困ったことがあれば、気軽に相談してほしい」と呼びかけている。

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