ハウスサクランボ初出荷。大粒で上々の出来

JA中野市
粒ぞろいや着色の状態を確認するJA職員
粒ぞろいや着色の状態を確認するJA職員

JA中野市とJAサクランボ部会は27日、ハウス栽培のサクランボ「佐藤錦」と「香夏錦」を初出荷した。集荷センターには2品種計約13キロが持ち込まれた。検査員らが外観や粒ぞろい、着色などの品質を確認し、県内や東京・大阪の市場へ出荷した。2026年度はサクランボ全体で3.3トン、販売金額3200万円を目指す。
JAによると26年産のハウスサクランボは3月下旬から4月上旬の日中の外気温が高く、施設内管理に苦労したが、温度調整や栽培管理を徹底し、糖度の高いサクランボに仕上がった。
初日は一人の生産者から計約13キロが持ち込まれた。その多くが大粒で化粧箱だった。JA規格最上位の「16粒化粧箱」も3箱持ち込まれた。
櫻井(さくらい)勝(かつ)久(ひさ)部会長は「春先の高温など厳しい生産状況の中で栽培管理の徹底といった生産者の努力で食味の良い高品質なサクランボを出荷できた。中野市産の果物の先駆けとして多くの人たちに味わってもらいたい」と話した。
JAは今後、「高砂」「紅秀峰」の出荷が始まる。
ハウスサクランボの出荷は5月中旬にピークを迎え6月上旬まで続く。露地・雨よけ栽培の出荷は6月中旬から始まり、6月末まで続く。
同部会の部会員数は25人。そのうち5人がハウス栽培をしている。管内では、異常気象による栽培の難しさからブドウへの品目転換で生産量が年々減っている。その中で、JAとサクランボ部会では高温でも栽培しやすい「紅秀峰」の苗木特別斡旋を図り、生産振興と園地若返りに努めていく。全農長野は「県内トップの産地である中野市のサクランボの市場からの評価は高い。今後も生産量を維持してほしい」と期待する。

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