担い手就農研修制度 地域農業の担い手として確実な成果

JAみなみ信州
分担してきゅうりの定植作業をする研修生ら(長野県高森町で 2025年5月撮影)
分担してきゅうりの定植作業をする研修生ら(長野県高森町で 2025年5月撮影)

JAみなみ信州と14市町村が連携して農業の担い手づくりに取り組む南信州担い手・就農プロデュースが行う「南信州担い手就農研修制度」第6期までの研修修了生29人による2025年同JAでの販売総額が2億円余になった。修了生のほとんどが夏秋きゅうりと市田柿を生産し、同JA各品目販売金額のうち夏秋きゅうりでは8.3%、市田柿では3.6%を占める。同JAきゅうり部会が目指す平均反収20トンを超えている人や同JA市田柿品質コンクールで優秀な成績を収める人もおり、地域農業の担い手として確実な成果を上げている。同JAでは研修制度の成果を波及し、部会全体の品質向上と生産拡大、ブランド力向上を図っていく。
同研修第2期生で夏秋きゅうりと市田柿を生産する丸山隆行さん(46・豊丘村)は就農6年目。「研修で学んだことがすべての基礎になっており、立ち返る原点。研修で得た仲間の活躍も刺激になり、この地で農業で生きていく方向性が見えてきた。基本を大切に、近年悩まされている高温対策にも立ち向かっていきたい」と話す。
同研修制度は2年後の新規就農を目指し、南信州地域で安定した経営が見込める「夏秋きゅうり」と「市田柿」に特化し農業と経営の基礎を学ぶ研修を行っている。品目専門マネージャーによる実践指導を行い、仲間との集合研修により切磋琢磨し合う仲間づくりにも重点を置く。就農後は研修生の圃場を地域の生産者が見学するなど地域で学び合う姿もある。同JAと行政が連携する就農支援体制により、就農後も継続して経営の安定、地域への定着を支援している。
同JA営農部担い手支援室長の伊藤正洋次長は「研修修了生の熱心な取り組みは他の生産者の刺激になっている。今後も地域の中で活躍いただき、生産部会と一緒になって地域農業を支えてほしい」と話す。

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