花きの生産振興を目指す

JAみなみ信州
宮澤さんの圃場を熱心に視察するアルゼンチンの花き生産者ら(長野県松川町で)
宮澤さんの圃場を熱心に視察するアルゼンチンの花き生産者ら(長野県松川町で)

JAみなみ信州は20日、独立行政法人国際協力機構(JAICA)が取り組むアルゼンチン協和国の現地遺伝資源を活用した花き生産振興事業の一環で、アルゼンチン共和国の日系花き生産者4人とコルドバ大学教授の視察を受け入れた。オキシペタラム(ブルースター)を中心に日本の花き栽培技術などを学ぶため来日し、2週間程度の研修を行った。県内の産地として松川町の宮澤実さん(77)の圃場を視察した。
生産者の中には日本語が話せる人もいて、防除のタイミングや管理方法などを宮澤さんに直接質問した。またユーカリやダリアの圃場も視察し、どんな病気に注意したらいいのか、潅水や防除の頻度などを熱心に質問しメモに書き留めていた。
視察した生産者の宮脇アンヘルさんは「日本の生産者の皆さんは、しっかりと手をいれ、丁寧に栽培管理をしていて感激している。研修で学んだことを活かし、自国でオキシペタラムを栽培し販売を目指したい」と話した。
同研修を実施する(株)フラワーオークションジャパン経営企画室の大橋和弥主任は「アルゼンチンの花きの栽培技術は日本の20~30年前程度と発展途上なものの、気候環境が似ていることから学びは多い。両国の花き生産発展に役立てるためにも、日本での学びを活かして事業を成功させたい」と話した。
アルゼンチンの花き栽培は日系移民によって支えられてきた歴史がある。オキシペタラムは南米原産の鑑賞花でアルゼンチンでは自生しているものの、栽培・出荷はされていない。ブルーの花は珍しく、アルゼンチンの国旗をイメージさせる色として注目しているという。今回は4月15日~23日の期間、オキシペタラム国内生産量トップの高知県を中心に愛知県、長野県、群馬県を巡った。

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