東御市のくるみ生産振興に向けて

JA信州うえだ
部会員、JA、行政が活発に意見交換をした総会(長野県東御市で)
部会員、JA、行政が活発に意見交換をした総会(長野県東御市で)

JA信州うえだ東部くるみ部会は3月30日、東御市の同JA東部地区事業部営農課で定期総会を開いた。当日は部会員ら25人のほか、来賓やJA役職員が出席し、2025年度の事業報告や2026年度の事業計画など全4議案を審議し、いずれも承認した。
26年度の販売方針として、部会は集荷数量10トンの目標を掲げた。栽培面積・生産量ともに全国一を誇る東御市のくるみをブランド化し、いっそうの振興を図る。さらに、25年度に実施して好評だった農家向け栽培講習会も引き続き開催し、産地全体の技術力向上を目指す。
質疑応答では、部会員から「JAや行政には、今後も産地としての維持・振興に向け、くるみ農家への手厚い支援をお願いしたい」との要望が上がった。これに対し、JA役職員は、新たな販売方法の研究にも積極的に取り組んでいる旨を、実際に商品化に向けて研究中のくるみ油を提示して説明した。日焼けや小玉果などの理由で店頭での販売が難しいくるみを有効活用し、農業者所得の向上を目指す方針だ。また、東御市産業経済部の小林幸司部長も行政の視点から丁寧に応えるなど、現場の声を反映した活発な議論を交わした。
第4号議案の役員改選では、花岡豊一部会長はじめ4名の役員を再選出した。
総会後には記念講演が行われ、東御市にある果樹栽培技術の拠点「サンファームとうみ」の泉克明氏が「くるみ栽培と課題」と題して登壇した。泉氏は、病害虫への対策や乾燥対策、凍霜害への注意喚起など、生産現場で直面する重要課題と対策について専門的な知見を講じた。
会の締めくくりには、出席者全員で東部くるみ部会のスローガンを力強く唱和し、新年度の活動に向けて結束を深め、決意を新たにした。

選出された役員は以下の通り。敬称略。かっこ内は地区。
部会長:花岡 豊一(出場)
副部会長:斎藤 哲(東町)
監事:山口 正彦(新張)、土屋 公平(金井)

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