再生二期作試験田植え 収穫量向上を目指す

JA上伊那
田植え作業をする(有)水緑里七久保の作業員(長野県飯島町で)
田植え作業をする(有)水緑里七久保の作業員(長野県飯島町で)

有限会社水緑里七久保は2025年度から、地球温暖化を活用した再生二期作の試験栽培に取り組んでいる。同社は4月20日、飯島町の圃場で「コシヒカリ」と、もち米「わたぼうし」の田植えを行った。作業員16人が、丁寧に代かきをした圃場へ苗を植えた。27日には高温耐性米「つきあかり」の田植えも行う予定。今年は計3品種を栽培し、2作目で120キロの収穫を目指す。
再生二期作は、水稲を刈り取った後、切株から新たに芽吹く「ひこばえ」を再育成させ、1回の田植えで2回収穫する栽培方法。植え直しが不要なため、労力軽減やコスト削減につながっている。
25年度は上伊那の農業振興を目的に、一般的な「コシヒカリ」で試験栽培を実施。2作目は13アールで約60キロを収穫した。
同社は今年、農研機構特許「イネの再生二期作栽培方法」を取得。栽培期間確保のため田植えの開始を約2週間早めたほか、圃場を山林の近くに移して防風対策を講じた。また、1作目で残す切り株の高さを40センチから60センチに変更し、「ひこばえ」の生育向上を図る。
同社の竹澤秀幸社長は「昨年の実績を踏まえ、栽培環境や管理を改善している。今年は収穫量の向上に期待している」と話した。

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