2025年度米穀部会定期総会 安全安心、高品質を目指す

JA上伊那
食味向上表彰を受け取る中川地区の代表者(長野県伊那市で)
食味向上表彰を受け取る中川地区の代表者(長野県伊那市で)

JA上伊那米穀部会は4月8日、2025年度の定期総会を伊那市のJA本所で開いた。部会員やJA役職員ら93人が出席。26年度はスローガンに「安全安心、高品質、日本一の米産地を!」を掲げ、より良い「かみいな米」の生産に取り組む。
当日は食味向上表彰として「コシヒカリ」のタンパク含有量が平均して低かった上位3地区、特別表彰として前年度の集荷率を上回った上位3地区を発表。食味向上表彰では2年連続で中川地区が、特別表彰では前年度より集荷実績が8%増えた辰野地区が1位に輝いた。
25年度は、田植え後の低温と6月中旬以降の夜温の高さの影響で倒伏が発生。また、夏場の高温による胴割粒や白未熟粒、カメムシによる斑点米も見られた。
26年度は、「売れる米づくり」を基本に、胴割粒や白未熟粒などの高温登熟障害や病害虫防除対策の徹底を呼び掛ける。また、高温耐性品種の現地作付け試験や、減プラスチック・脱プラスチック対策肥料試験に取り組み、消費者や実需者に求められる「安全安心」「高品質」「良食味」の「かみいな米」作りを目指す。
役員改選が行われ、部会長には飯島町の小林富夫さんが就任。「私たちが暮らす上伊那地域の持続可能な農業の実現のために力いっぱい頑張っていく。皆さんのご協力をお願いしたい」とあいさつした。部会長の任期は2年。
総会後の研修会ではJA米穀課の担当職員が、上伊那地域に合わせて商品化した水田一発肥料「上伊那米オンリーワンsi 改良型」について説明。倒伏の軽減を期待し、近年の高温に対応できるようシミュレーションを使って肥料の設計を見直した改良型の、高温時における肥効調査の結果を報告した。改良版の試験は今年度も引き続き実施し、27年度の注文書から販売を始める予定だ。研修会ではそのほかにも、現在の米穀情勢などを学んだ。

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