育苗作業始まる 4月中下旬が最盛期

JA上伊那
機械に種もみを入れる従業員(長野県箕輪町で)
機械に種もみを入れる従業員(長野県箕輪町で)

JA上伊那の主力品目の一つ水稲の播種作業が始まった。管内2つの水稲育苗センターでは今年、育苗箱26万枚分に播種する。農薬を使わず温湯消毒した種もみで安全安心、高品質、良食味の「かみいな米」の生産に取り組む。
同JA米穀部会は「安全安心、高品質、日本一の米産地を!」をスローガンに掲げ、今年は生産量約1万4400トンを目指す。高温登熟や胴割粒対策として、主力「コシヒカリ」の目標田植え期間を5月10日から31日とし、高温条件下での出穂を避けるよう呼びかけている。
温湯消毒は種もみを60度の湯に10分間浸し、冷水で3分間冷やす方法。ばか苗病や苗いもち病、苗立枯細菌病の防除効果が期待でき、農薬を使わないため環境にも優しい。
箕輪町の北部育苗センターでは4月9日から播種作業が始まった。初日は従業員ら20人が育苗箱約2000枚を作業。育苗箱に専用マットを敷き、機械で種もみをまいた後、土を均等にかぶせて出芽室へ運んだ。
播種作業の最盛期は4月13日から22日で、「コシヒカリ」を中心に「あきたこまち」や「モリモリモチ」合わせて約9万枚を29日までに播種する。生産者の注文に合わせて、芽を出した「出芽苗」と田植えができる状態の「硬化苗」として管理。「出芽苗」は4月16日、「硬化苗」は5月8日から配苗する。
同センターの片桐英俊場長は「種もみの浸水日数や水温などの催芽管理が非常に重要。消費者の米に対する意識が高まっているため、より一層丁寧な作業を心がけ、品質のよい『かみいな米』の生産につなげたい」と話した。

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