JA上伊那果樹部会定期総会 果樹産業の振興へ意欲

JA上伊那
表彰状を受け取る生産者(左)(長野県伊那市で)
表彰状を受け取る生産者(左)(長野県伊那市で)

JA上伊那果樹部会は4月6日、伊那市のJA本所で第30回JA上伊那果樹部会定期総会を開いた。部会員やJA役職員、JA全農長野、上伊那農業農村支援センターの担当者ら67人が出席。2025年度の事業報告や26年度の事業計画など4議案を可決し、役員改選も行った。
同部会は「果樹販売額18億円!継続的な果樹産地への再建」をスローガンに掲げる。25年度はリンゴを中心に、果実全体で販売高16.7億円(前年対比117.2%)を突破した。生産面では、高温など異常気象の影響で栽培管理の厳しさが増したものの、ブドウやリンゴの改植・新植が進み生育は良好で、出荷数量は前年を上回った。販売面では、近年他産地の貯蔵リンゴの出荷数量が減少する中、「シナノリップ」や「つがる」の販売が順調に推移。また、新たに梨「天空のしずく」の販売も始まり、梨全体の出荷数量増加が期待されている。
26年度は、リンゴの高密植栽培による生産拡大に加え、梨の栽培面積拡大に向けた団地化を進めて生産基盤の強化を図る。また、25年度に引き続き生産者も参加する試食宣伝会を実施し、上伊那産の果実のPRに努める。
総会では、25年度に実施した品評会の表彰式も行われ、4部門で12人が受賞した。また、2年に一度の役員改選では、26~27年度の部会長に宮﨑育王さんを選任。宮﨑部会長は「事業計画に加え、部会員同士が声を掛け合うことで生産基盤の強化につながると思う。今後も果樹産業を盛り上げていきたい」と意気込んだ。
同JAの西村篝組合長は「気候変動により高温や凍霜害への対策が一層重要になる。JAとしても試験栽培などの取り組みを進めており、今後も着実に対策を講じていく。26年度も健康に留意し、高品質な果実の生産に努めてほしい」と激励した。

MENU