JA信州うえだ子会社(有)信州うえだファームは3月25日、2025年度の研修生修了式と激励会を、上田市のJA本所で開いた。研修を修了した松下大士さん・恵さん夫妻が、アスパラガス栽培農家として管内で独立就農するにあたり、関係者全員で激励した。
同社は、新たな担い手を育てる新規就農者育成事業に取り組んで、17年。Iターンを含めて就農希望者を研修生として受け入れ、社員として雇用している。研修期間中の生活基盤を確保し、安心して農業技術の習得に励めるように支援する。今回の2名を加えて、修了生は64名となった。
研修圃場は同社が借り受けて施設改修や果樹の改植などを進め、整備した農地を提供。研修後はその圃場を研修生が引継ぎ、就農する。研修期間は2年を基本とし、その間に認定農業者になることを義務付けている。
修了式には、JAと同社、県、就農先の青木村の農政関係者が参加した。
松下夫妻は、23年の4月に研修生として入社。農業技術を学びながら青木村の地域おこし協力隊員としても活動してきた。今後は、青木村でアスパラガス栽培を行う。松下大士さんは、「研修中、自分たちがやりたいことの全てを、助言をいただきながら挑戦させてもらえた。その結果が大きな財産になっている。多くの方の支えに感謝している。農業者としてしっかりとがんばっていきたい」と、決意を述べた。
同社の𠮷池卓司代表取締役は、「農業を取り巻く環境をみると、これからの農業の道は決して平たんではない。しかしお二人が研修で培ったものを活かしていけば、道は必ず切り拓ける。次のステージでの活躍を期待している」と、激励した。