JA上伊那管内は、3月に入りアルストロメリアの最盛期を迎えた。長野県が生産量全国一のアルストロメリアは、上伊那地域を中心に栽培されている。同JA花き部会は「花き総合供給産地として販売金額20億円」をスローガンに掲げており、1本でも多い出荷を目指す。
管内では約60人の生産者が約13ヘクタールでピンクや白、赤色などのアルストロメリアを栽培。2026年産は、遮光資材など使用して早めに高温対策に取り組んだことで生育・出荷ともに順調に進んでいる。
3月23日には駒ケ根市で出荷査定会が開かれ、生産者14人は出荷規格や病害虫防除の注意点を確認。JA担当職員は「遮光資材を使用しなくても葉や花が焼けにくい環境を作ることが重要だ」と話し、高温時に品種ごとの特性に対応した栽培管理の必要性を説明した。
同市でアルストロメリア栽培している倉田良作さんはこの日、出荷作業を行った。倉田さんは、25アールで6品種を栽培しており「今年の開花は順調で、十分な量が咲いている」と話す。昨年から温度管理のために4つのファンを導入したほか、遮光資材の遮光率を見直して地温を下げるなどの高温対策を実施。防虫ネットをハウスの入口からハウス内へ移動させ、風通しの良い環境作りにも取り組んでいる。
倉田さんは「昨年実施した間引き作業が効いており、順調な生育につながっている。年間30万本の出荷を目指して栽培管理に努めていきたい」と意気込んだ。