野菜専門部南信ブロック研修会 視察研修を報告

JA上伊那
視察研修について報告するJA担当職員ら
視察研修について報告するJA担当職員ら

JA長野県営農指導者会議は3月11日、伊那市のJA上伊那春富支所でJA長野県営農指導者会議野菜専門部南信ブロック研修会を開いた。研修会には、JA上伊那やJAみなみ信州、JA全農長野の担当職員ら23人が出席。2025年11月に実施した視察研修について報告した。
研修会は、それぞれが地域の特徴を生かして野菜を生産する中で、互いの農業振興のために生産・販売部門が情報を共有する場としている。
野菜の生産振興を進めるJAみなみ信州は25年度、ズッキーニの販売高は約2億3000万円(前年対比141%)、白ネギは約1億9000万円(前年対比141%)と前年を大きく上回った。ズッキーニは春作と夏秋作の2作あり、新規生産者が挑戦しやすいことや、既存の生産者の栽培面積拡大が販売高の増加につながった。
研修会では、県外で実施したJA合同の視察研修について、担当職員らが2班に分かれて報告。千葉県の公益財団法人園芸植物育種研究所を訪れた担当職員は、同研究所が推奨する品種について情報を共有した。JAみなみ信州が品種試験を実施しているピーマン「さらら」は、栽培初期から安定した収穫が可能で重量があるのが特徴。従来の品種に加えて長期販売を目指す。全国的にハウス栽培が多いピーマンでは地温の上昇に注意することや、収穫終盤までの施肥量を見直すことなど、視察研修で得た知識を共有した。また、東京都の豊洲市場の環境設備についてや、遮光資材を使用した高温対策について確認。今後、試験的に新たな資材を導入しながら各品目の品質向上を目指す。
JAみなみ信州営農部農産課の小林将彦課長補佐は「管内は中山間地が多く、新規生産者も農業に取り組みやすいのが特徴。夏野菜の生産量が多いため、地温を上げない対策に取り組んでいきたい」と話した。

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