水稲種もみの販売と26年度水稲育苗講習会が3月9日から随時、各地域で始まった。種子更新を行い、品種名が確認できた種子で生産をしていることが「JA長野安心基準米」の必須条件で、同JA全体では「コシヒカリ」などを中心に、約83トンを配布した。
安曇野市穂高有明の穂高地域営農センターは10日からの2日間で「コシヒカリ」12.4トンと酒造好適米「美山錦」2.8トンを農家に配布。JA職員は注文量の袋を車の荷台に積み込んだ。
同日には同地域営農センターで水稲育苗講習会が開かれ、有明地域の生産者ら約50人が参加。同センターの下田裕貴営農指導員が健苗づくりのポイントや種子消毒の手順、育苗期に発生する細菌性病害などについて説明。下田指導員は「育苗はその年の作柄を左右する重要な過程。近年4月頃から高温になるため、ハウスの開閉を行うなど温度管理を徹底して欲しい」と呼びかけた。
育苗から手がける生産者の一人は「種もみを手にするといよいよ今年の米作りが始まると実感する。秋には豊作になるよう良い苗を育てていきたい」と意気込んだ。
JAでは夏場の高温障害による胴割れ米や白未熟米等の発生を未然に防ぐため、例年よりも一週間ほど遅い5月中旬頃に田植えをするよう指導するとともに、環境に配慮した「ヌカッ子」を推奨し、循環型農業の実践に取り組んでいく。