伊那市西箕輪にあるJA上伊那農産物直売所とれたて市場は3月7日と8日、2026みはらしファームチューリップ祭りを開いた。24年目となるこのイベントは、地域活性化を目的に毎年開いている。今年は、新登場の品種を含めて23品種2300鉢が並んだ。
生産者の春日彰さん(59)は以前、花屋で見たチューリップに一目惚れをしたため、先輩農家のもとで1年間研修し、30年ほど前に就農した。今年は、珍しい品種や今までにない色を選定しようと、スカーレットベロナやブリスベンなどをはじめとする14品種が新登場。高級感を漂わせるフリンジ咲きのチューリップが多く並んだ。
2026年産は長雨の影響で球根が不足していたが、代替品として新登場の品種が多数用意された。チューリップは、生産者が開花直前になるように栽培し、会場全体を彩った。
7日は、販売開始前から来場者が長蛇の列をつくり、自分好みのチューリップを買い求めた。岡谷市から訪れた来場者は「3年ほど前から毎年楽しみに来ている。涼しい場所に置くのが良いと教わり、玄関に飾るのが楽しみ」と話し、目当ての色のチューリップを購入。8日は開始2時間ほどで完売し、購入できなかった来場者は悔みながらも「また来年楽しみに訪れたい」と期待を寄せた。
春日さんは「例年よりも多くの方々が来てくれて嬉しい。来年は、品種や数量をさらに多く取り揃えて、バリエーション豊富なチューリップ祭りにしたい」と話した。