生産者と長野県、市町村、JAみなみ信州などの農業団体などで取り組む「日本なし産地再生プロジェクト」は2月24日、高森町の長野県南信農業試験場で「日本なしジョイント栽培講習会」を開いた。5年目を迎える同プロジェクトの2025年度重点活動「省力樹形導入による新たな担い手育成」の一環で、ジョイント栽培に取り組み始めた生産者を対象におよそ30人が参加した。早期成園化と作業省力化が期待されるジョイント栽培の知識と技術の向上による産地力強化を図る。
参加した生産者の高野翔太さん(34)は「20年以上前からジョイント栽培に取り組む農家の話を聞くことができ、今後の課題等を見つめ直すことができた。梨産地の一助となれるよう頑張りたい」と話した。
長野県農業農村支援センターの本井浩所長は「近年は梨の高単価もあり果樹経営の1品目として取り組む生産者が増えてきている。その中でもジョイント栽培に取り組む皆さんの栽培に活かしてもらい、産地の生産力を上げていきたい」とあいさつした。
この日は①県内先進農家ジョイント栽培事例発表②南信農業試験場ジョイント栽培試験研究成果③日本なし樹体ジョイント栽培開園事例集紹介④圃場見学を行った。
同プロジェクトは22年から取り組み、27年3月までに栽培面積累計19ha増、省力樹形栽培導入累計10haを目標としている。