JA上伊那果樹部会は毎年、女性生産者を対象とした果樹女性部大会を開いている。同大会を通じて果樹振興と生産者の交流を深めることが目的だ。
2025年度は高温の影響で、各品目で日焼け果や小玉果が目立ち生産量は伸び悩んだ。着色不良が課題となる中、リンゴ「秋映」は良好な色づきで市場からの注目を集めている。管内で最も生産量が多い梨「南水」は、前年より小玉傾向で出荷数量は減少したが、糖度や味の評価が高く高単価となった。また、桃は高温干ばつが好影響を与えたことで糖度が高い仕上がりとなり、販売単価の上昇につながった。
2月16日、駒ケ根市で開かれた同大会には女性生産者やJA役職員、JA全農長野、上伊那農業農村支援センターの担当者ら80人が参加した。JA全農長野の担当職員が25年度の販売実績や活動を報告したほか、グループワークでPOP作りに挑戦した。
JA全農長野では、店頭での試食宣伝や上伊那産の果実を使用した商品開発に取り組んでおり、引き続き果実をPRしていくと話した。JA担当職員は、25年度の栽培反省点や農薬の基本について説明。「家族で栽培している方の中には、農薬に触れる機会が少ない生産者もいる。基本を知って皆で安全安心な果実を生産していこう」と呼びかけた。また、同センターの担当者からPOPの作り方を学んだ。参加者らは上伊那産の果実をさらにPRしていくため絵やフレーム、メッセージを書いてグループごとにPOPを完成させた。
同部会の鈴木博士部会長は「日頃から、女性の皆さんに支えられており感謝している。既に1年の栽培がスタートしているが、楽しみながら作業に取り組んでほしい」と話した。