JA上伊那は、主力品目である白ネギの販売金額10億円を目指している。JA全農長野の販売実績によると、2025年度の販売金額は過去最高の9.5億円を達成し(25年4月~26年1月末)、目標間近となった。JA上伊那野菜部会白ねぎ専門部は次年度も安定した品質で出荷数量を上昇させるために意思統一を図った。
25年度は、180人の生産者が約79ヘクタールで白ネギを出荷し、出荷数量は約2310トン(前年対比118%)と前年を大きく上回った。管内では夏場の高温対策として、各地区の野菜集荷場の予冷庫を利用した夕方の荷受けを行ったことで、出荷数量・品質の確保につながった。26年度も、引き続き夕方の荷受けを実施する予定だ。
2月12日、駒ケ根市で開かれた白ネギ生産振興大会には、生産者や市場担当者、JA全農長野、JA担当職員ら76人が出席した。25年度の生産販売実績や市場動向などの情報を共有し、課題解決に向けて意見を交わした。
JA全農長野は農業資材などのコスト上昇に対応し、20年度と比較してシーズンの販売単価は30%以上の値上げを達成した。また、店頭で試食宣伝を実施して上伊那産の白ネギをPRするなど販促対応にも取り組んでいる。
また、同専門部役員が市場や種苗メーカーを訪れて学んだ研修会について報告した。最新の機械や工場の様子などを写真や動画を使って説明。役員は「市場や産地が情報を共有することで品質の安定につながる」と話し、専門部全体で視察研修を実現できるよう生産者らが意見を交わした。
市場の担当者は「上伊那産の白ネギは良質で出荷数量も多く、販売先からの信頼につながっている。次年度も引き続き、丁寧な栽培や選荷作業でより良品な白ネギを生産してほしい」と話した。