信州フラワーショーで史上初4連覇 他品種の重複入賞も

JA上伊那
フラワーショーで史上初の4連覇を果たした有賀さん
フラワーショーで史上初の4連覇を果たした有賀さん

飯島町の有賀美和さん(50)は、1月29日と30日に伊那市のJA南信会館で開かれた第55回信州フラワーショーウィンターセレクションで最高位の農水大臣賞を受賞した。年2回開かれるフラワーショーで史上初の夏、冬合わせた4連覇となった。大臣賞に輝いた白色の品種「ミストラル」は、花の発色や草姿バランスなどが高く評価された。
有賀さんは、約20アールで年間約25万本のアルストロメリアを栽培。14年前に、上伊那地域が生産量日本一で通年出荷ができる同品目に魅力を感じ、Ⅰターンで就農した。現在は、人気の高いピンク、白、黄色を中心とする4品種を、パートタイマー3人と一緒に管理する。フラワーショーでは「ミストラル」の他にも、ピンク色「ワンダースイート」や黄色「ハニーソフィア」でも好成績を収め重複入賞となった。
栽培面では特に間引きを心がけている。適切な間引きをすることで日当たりが良くなり茎の軟弱化を防ぐほか、曲がりを予防する。さらに、株養成に栄養を回すことができ秀品率の向上にもつながっている。また暑さに弱い品目のため、栽培ハウスには冷却水を流して地中温度を下げる「地中冷房」を導入し、夏場の栽培に生かしている。特に暑さが厳しい近年は、遮光カーテンやハウスの屋根に遮光剤を散布して花や葉が焼けるのを防ぐなどの高温対策は欠かせないという。
有賀さんは「4連覇したことはもちろんだが、重複入賞することができたのも嬉しい。毎日コツコツ管理してきた甲斐があった」と喜びを見せ、「花は暮らしに彩りと安らぎをもたらす。高温対策などさまざまな課題があるが、今後もより多くの人に喜んでもらえる花を生産し続けたい」と意気込んだ。

MENU