上伊那アスパラガス生産振興大会 圃場カルテシステムで情報をデータ化

JA上伊那
研修会で説明をする長野県野菜花き試験場の職員
研修会で説明をする長野県野菜花き試験場の職員

JA上伊那とJA上伊那野菜部会アスパラガス専門部、上伊那農業生産振興協議会は1月14日、伊那市のJA本所で上伊那アスパラガス生産振興大会を開いた。会議には上伊那農業農村支援センターやJA全農長野、長野県野菜花き試験場、同JAの役職員、同専門部員ら87人が出席。2025年生産販売経過や試験結果を報告し、今後の生産拡大に向けて情報を共有した。
アスパラガスは同JAの主力品目の一つ。管内では180戸の生産者が約26ヘクタールでアスパラガスを栽培し、年間で265トンほどを出荷している。25年4月から本格的に稼働している共選施設の出荷数量は全体出荷数量の6割を超え、生産者の労力軽減や品質の統一化を図っており、市場からの品質の評価も高まっている。
同大会は、他産地の動向を確認しながら最新技術や優良事例などの情報を共有することで、生産者の栽培技術や経営管理技術の向上を目的としている。
会議では、JA全農長野の職員が同JAと共同開発した営農支援システム「圃場カルテシステム」について説明。品質や出荷実績、土壌診断結果などの様々な情報をデータ化することで反収の増加やJA職員の指導技術力の向上を目指している。前年のデータも比較できることから、生産拡大に向けて活用の継続を呼び掛けた。
会議の後には研修会が開かれ、同試験場が新たな取り組みを報告したほか、JA担当職員がアスパラガスの夏秋期の管理方法について過去40年分の気象データを基に説明した。
同JAの西村篝組合長は「生産拡大をしていくためには担い手の確保や夏場の高温対策などが重要になってくる。共選施設の稼働率を向上させて品質の統一を図り、上伊那のブランド力を向上させていこう」と呼び掛けた。

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