JA上伊那果樹部会梨専門部は1月15日、梨栽培熱闘推進大会を伊那市のJA本所で開いた。栽培を振り返って課題を整理し、さまざまな情報を今後の栽培管理に生かすのが目的。2025年度の栽培反省や26年度の梨振興計画を確認し、品質向上に向けて情報を共有した。
同大会は、品質向上や生産拡大、生産意欲の向上につなげるため毎年開く。この日は、生産者やJA役職員ら約50人が出席した。
25年度は、干ばつにより小玉果が多く見られたものの、全体的に糖度が高く仕上がり、全品目で前年よりも高単価の販売となった。特に「二十世紀」は、今年から新たに糖度11度以上の秀等級を「味合格」として差別化して販売したことで高単価につながった。品質面では、近年の夏場の高温傾向を考慮して早期収穫を呼びかけたことで過熟果が減少し、市場からも高い評価を得た。
26年度は引き続き、省力化栽培「Ⅴ字ジョイント栽培」や新品種「天空のしずく」の導入検討を進めるほか、円滑な園地継承を目的とする団地化の園地づくりに力を入れる。
大会では南信農業試験場やJAの担当職員が、白紋羽病や日焼け果、カイガラムシなどの課題について、発生状況や対策方法などを説明。その後、6つのグループに分かれてテーマごとにグループワークを行い、日頃の疑問点や今後の栽培について意見を交わした。
唐澤良忠専門部長は「課題であった高温による収穫の遅れを、販売関係者と生産者とJAが連携して対策したことで改善でき、前年に続いて良い生産となった。熱い討論となった今回の内容を次年度の生産に生かしていこう」と呼びかけた。