トルコギキョウ播種作業開始 播種日延ばして品質向上目指す

JA上伊那
育苗ハウスでトレーを並べる組合員
育苗ハウスでトレーを並べる組合員

伊那市の農事組合法人いなアグリバレーは12月11日から、JA上伊那の主力品目であるトルコギキョウの播種作業を開始した。2025年度は、夏場の高温の影響を踏まえ、種子を冷蔵した後に播種作業を行うため、昨年の作業と比較して播種日を10日程延ばし品種ごとの品質向上に取り組む。播種作業は11回計画しており、来年5月12日頃まで続く。
同JAは、80戸の生産者が約10ヘクタールでトルコギキョウを栽培。年間で約240万本を出荷しており、オリジナル品種は50品種を超える。出荷最盛期は8~9月で各市場へ出荷している。また、同法人で育苗した苗は上伊那管内や県内JA、北海道の生産者へ出荷している。
25年の生育は、高温の影響で一部で花焼けや蒸れなどが見られたが、夕方のかん水作業を徹底したほか、風通しの良い環境づくりに努めたことで品質向上につながった。
18日は、組合員20人が2回目の播種作業を行った。約1000枚のトレーに土を入れて3台の機械を使って種を蒔き、室温15~25度の育苗ハウスへ運んだ。育苗後は、同市の株式会社フロムシードがハウスの温度調整や苗の育苗管理をする。
同法人の橋爪恭治副組合長(54)は「夏場の高温が毎年のように更新され、苗が大きくなってしまうなど管理が難しいが、良品な苗が配苗日に間に合うように播種日を変更した。暑さに負けず、例年より良品・高単価で販売できるよう頑張りたい」と意気込んだ。
トルコギキョウの苗の出荷は、令和8年3月15日頃から始まる見込みだ。

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