上田地域4市町村と農業団体で構成する「21上小農業活性化協議会」(事務局=上田農業農村支援センター)は、12月20日、JA農産物流通センターで「花き栽培定年帰農講座」を開いた。数年以内に退職予定の人や既に退職した人を対象に、市場出荷を目指す花農家への第一歩を支援する。
冒頭、長野県農業農村支援センターの小林佳昭所長は「上田地域は花の産地として気候にも恵まれ、花栽培に適した地域。農業は自然と共に働き、収穫の喜びを味わえる仕事。家族や地域と協力しながら、前向きに研修を受けてほしい」と呼びかけた。
講座では、上田農業農村支援センター職員が上田地域の花き栽培の現状や特徴を説明。JA全農長野が花きの流通について解説し、JA信州うえだ営農部営農振興課の大谷真理技術員が主な花き品目の生産性や収益性、作業スケジュールを紹介した。初めて花き栽培に取り組む場合は、まず小菊の栽培から始め、技術の習得に合わせて品目を選定するよう勧めた。また、JAは講習会などを通じて栽培技術の習得を支援し、組織化によって会員同士の交流を深め、生産性向上を図っていることを伝えた。
花き栽培の取り組み事例として、JA信州うえだ花き部会の木村秀信部会長が発表した。65歳で就農した経験をもとに「農業は天候の影響を受けることもありますが、無理をせず健康第一で、楽しみながら続けることが大切だと感じています。地域の講習会や先輩方との情報交換を活用し、困った時は部会やJA・支援センターも頼ってください。皆さまと一緒に、地域の花きづくりを盛り上げていきたいと思います」と語った。
夫婦で参加した受講者は「母が栽培していたので土地や資材は残っている。お手伝い程度の体験しかないが、定年後に夫と一緒に栽培してみようと参加した」と話した。