JAあづみ総務開発事業部総務課組織くみあい員センターは6日、安曇野市の本所で「自分の名前が上手に書ける筆文字講座」を初開催し、地域住民18人が参加した。
松本蟻ケ崎高校書道部前顧問の大澤逸山先生を講師に、長谷川澄代さんと小野ひろみさんをアシスタントに迎え、小筆を使って名前を美しく書くコツを伝授した。当JAと大澤先生はイベント内での書道パフォーマンスを通じて交流を重ねてきた経緯もあり、開催が実現した。
大澤先生は冒頭で手首を回さず固定して、筆を立たせることをアドバイス。参加者は事前に大澤先生が書いたお手本を見ながら真剣な表情で筆を走らせた。時折、先生やアシスタントが参加者に寄り添いながら助言を行い、参加者が実際に書いたものは添削を受けて繰り返し練習を重ねていた。
講師の大澤先生は「最初からうまく書こうとせず、実際に筆をとって5分でも書いてみることが上達の秘訣。実益にもなるのでぜひ継続してほしい」と話した。
参加者の一人は「書いてみると心がすっとして気持ちが晴れやかになった。先生の解説も面白く、生活の中に少しでも取り入れてみたい」と笑顔で話した。