第37回JA上伊那花き立毛品評会 出荷数量の増加見込む

JA上伊那
アルストロメリアの草姿を確認する審査員
アルストロメリアの草姿を確認する審査員

JA上伊那立毛品評会運営委員会は11月25日、管内5市町村で37回目となるアルストロメリアの立毛品評会審査会を開いた。JA全農長野、上伊那農業農村支援センター、JA担当職員ら12人が審査員を務め、出品された20戸のアルストロメリアを評価した。
品評会は、栽培技術や品質向上などを目的に毎年開いている。アルストロメリアの他にもトルコギキョウやスターチスなどを品目ごとに審査し、来年3月に開かれるJA上伊那花き部会定期総会で表彰する。
管内のアルストロメリアの出荷量は、年間で1,100万本を超え、同JAの主力品目の一つだ。今年は、高温対策で地中冷房に取り組んだほか、例年より秋期に夜温が下がる時期が早まったことで順調な生育となり、年間出荷数量の増加を見込める。
この日は、審査員らが管内のハウスを巡回し、アルストロメリアの品質を目視で確かめた。審査員らは、草姿や病害虫の有無、管理状況を総合的に評価し、100点満点で採点した。
JA担当職員は「病害虫や高温対策がしっかりとされている圃場が多かった。今後も間引き作業や温度管理などを徹底していただき、良品なアルストロメリアを栽培してほしい」と評価した。

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