JA信州諏訪野菜専門委員会は11月17日、諏訪市のホテル紅やで令和7年度野菜出荷反省会を開いた。生産者、委員、市場や輸送の担当者、諏訪農業農村支援センターやJA全農長野、JA役職員ら約230名が出席。1年間の生産・販売を振り返り、次年度へ向け意思を統一した。
2025年度は高温干ばつの影響から作柄不安定の中、販売面ではセルリーやパセリ、キャベツなどの主力品目をはじめ、多くの農産物が低迷。野菜販売数量は10月末時点で188万8111?(前年同月比102%)。金額は38億3617万1000円(同100.2%)と、数量増・単価安であることを報告した。
分科会では、専門部会ごとに市場関係者らと品質・規格などの改善事項や要望を協議。セルリー分科会では、生産者数の減少や販売単価の低迷、経費の増大などと様々な問題が浮き彫りになったが、生産者・JA・市場が結束し、品質格差の是正とともに品質向上、販売単価を上げていくことを確認し、一致団結した。
植松金昭委員長は「今年は高温で価格が低迷したが、次年度は資材を積極的に活用し高温対策をしていきたい。お互いに知恵を出し合って、来年も頑張ろう」と鼓舞した。
JAの小平淳組合長は「今年度も品質の高い野菜をたくさん生産していただいた。これは皆さんの努力の賜物。感謝申し上げる」とあいさつした。