JA信州諏訪が所属する長野県の諏訪畜産振興協議会は11月26日、諏訪市のJR上諏訪駅前で牛乳の無料配布を行った。牛乳の消費拡大が目的。特に学生の牛乳に対する意識向上を狙い、下校時の人通りが増える時間帯で用意した200パックを手渡した。
協議会は、JAのほか、諏訪農業農村支援センター、八ヶ岳乳業(株)など11団体が所属。
この日は、協議会のメンバー5人が牛乳とPRチラシを配布。PRチラシには、牛乳は国内の酪農家が100%生産していることやエサ代や資材費の高騰により経営危機にある酪農家がいること、牛乳を飲んでもらうことが酪農家を支え、日本の食卓を守ることにつながることが記載してある。
牛乳を受け取った茅野市の高校生(15)は「牛乳が好きで飲んでいる。料理にも使ってみたい」と話した。
JA畜産課の矢沢琢磨課長は「酪農は、24時間365日休みなく作業がある。その大変さから戸数が減少している。管内の酪農家から搾った牛乳は、色合いや香り、風味などが良い。積極的に消費してもらい応援していただきたい」と話した。