JA松本ハイランド青年部は12月3日、松本市のJA松本ハイランド松本市会館で「俺たちの冬期学習会」と題した自主学習会を行い、34人が参加。部員の経営手法を参考にし、自ら学習を進め、活力ある青年部活動を展開しようと開催しているもので、今年で8年目をむかえる。農閑期となる冬の学習会として定着化しており、若手盟友の自己研鑽の場となっている。
今回の学習会では、波田支部の大月秀俊さんと松本支部の森崎幸司さんを講師に招き講演を開催。波田支部の大月さんは「自分らしく生きる」と題し、就農に至るまでの経緯を語った。全日本スキー連盟公式デモンストレーターを務める一方で、農業にも全力で取り組む姿を紹介し「自分が何のために、何をしたいかを考え、自分らしい農業をみつけてほしい」と願いを込めた。
松本支部の森崎さんは「農業DX化と地域共生」と題し、スマート農機導入による労働負荷軽減やオペレーターの創出について、実際の数値や試験ほ場の結果をもとに説明した。さらに、10年後を見据えた理念・ビジョン「地球(自然)と健康の協奏楽団」を掲げ、今後の農家経営方針を語った。
学習会を主催した後継営農部の奥原大貴部長は「今日はみなさんの仲間を講師に招き学習会を開催した。参加いただいた皆さんはそれぞれ違った農家経営をしていると思いますが、自身の農業に今日の講演の内容を取り入れていただき記憶の引き出しに入れていただきたい」と願いを込めた。