JA信州諏訪は10月28日から12月17日まで、管内の全支所で「組合員向けスマホ教室」を開いている。講師を招き、基本編と応用編の2日間に分けてそれぞれ1時間の講義を行い、スマートフォンの使い方を楽しく学ぶ。
この教室は、JA組合員が対象。日常で欠かせないツールであるスマートフォンの基本操作を学ぶこと、JAとより便利に繋がれる専用アプリケーションを知ってもらうことが目的だ。JA機関誌「月刊JA‘s民」に参加者募集の記事を掲載したところ、全支所約10人ずつ集まった。
講師は、株式会社和田正通信サービスの山口賢一さんと、au下諏訪ショップの砂原幸江さんを招いた。その他、JA職員もスマホ操作の補助として参加した。
11月19日・20日に茅野市の茅野南部支所で開いた教室には、8人が参加。1日目の基本編では、スマホの操作方法、カメラ・マップ・インターネットの使い方を学んだ。机の上に並んだJAオリジナルキャラクター「じゃすまる」の写真を実際に撮影したり、マップアプリでは“自分が今行きたい場所“を指定し、目的地までの行き方を調べた。また、JA職員の説明で、購買請求書や農産物の販売明細や市況が確認できるJA利用者専用ウェブサイト「組合員Myページ」と、通帳残高や入出金明細の確認ができる「JAバンクアプリ」のインストールと登録も行った。
2日目の応用編では、スマホのセキュリティ対策について学んだ。砂原さんは危険な事例を発表し、「自分は経験がなくても、実際に起こっていること。被害に遭わないためにもしっかり学びましょう」と話した。参加者は話にうなずきながら、テキストに線を引き、メモを取るなどしていた。
参加した男性(81)は「スマホを持っていても全然使いこなせていなかったので、このような機会があって助かった。1つでもできることが増えてとても嬉しい」と話した。