JA上伊那営農経済部は11月25日、箕輪町のJA上伊那果実選果場で第8回チャンピオンふじ品評会を開いた。上伊那産のリンゴ「ふじ」を審査・評価することで生産者の生産意欲を向上させるほか、知名度向上や販路拡大を目的に毎年開いている。
2025年は、高温干ばつの影響でさび果や小玉果が多く見られたが、秋期に気温が下がったため着色は良好で、甘みが強く濃厚な果実に仕上がっている。今年は例年と比べてリンゴ全体の生産量が多く、市場から長期販売への期待が高まっている。
この日は、23点が出品された。JA全農長野や上伊那農業農村支援センター、JA担当職員ら4人が審査員を務め、県のうまいくだもの審査基準に準じて審査した。審査員は、玉揃いや着色、さびや日焼けなどの軽欠点を目視で確認し、事前に専用の機械で計測した糖度や重量などを含めて総合的に評価した。
JA担当職員は「たくさんの『ふじ』を出品してくれてありがたい。今年は、蜜入りが良く糖度が高いため良品な『ふじ』に仕上がっている。多くの方に味わいながら楽しんでもらいたい」と話した。
表彰は、来年4月に開くJA上伊那果樹部会定期総会で行う予定だ。