農業機械を操作 農業女子の活躍後押し

JAあづみ
刈払機を操作する参加者と説明をするメーカー担当者
刈払機を操作する参加者と説明をするメーカー担当者

長野県農協生産資材事業推進協議会農機専門部会中信支部は11月26日、「JA農業機械 農業女子応援講習会」を安曇野市で開催した。全農長野営農研修センターには、JAあづみ女性部員やJA職員、全農長野ら11人が参加。今回はエンジン式と電動式の刈払機を使用した安全作業体験を行った。農機メーカー担当者から機械について説明を受けたあと、実際に圃場で一人ずつ操作した。
農機メーカーのやまびこジャパン(株)と(株)マキタの担当者が、安全に取り扱うための注意事項や操作方法を説明。その後、同センターに隣接する圃場で、参加者は2班に分かれて、各メーカーの刈払機を操作した。エンジン式と電動式の違いやそれぞれの操作方法などを担当者に確認しながら、機械の利便性を学んだ。
全農長野中信事業所営農資材課の田中カズさんによると、エンジン式が主流だったが、近年は電動式も登場し、普及が進みつつあるという。電動式は、騒音が抑えめでエンジン式に劣らないパワーの強さを持つ。起動方法や操作も簡単で、特に女性に使いやすいと強調した。また騒音が控えめなことから、早朝からの作業が可能になり、夏場の猛暑前に作業を終えることができて熱中症対策にもなるのが利点だ。
この取り組みは農業機械の魅力を伝え、農業分野での女性の活躍を後押しするため、2019年に始めた。使用機械を変えて毎年開催している。

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