茅野市のJA信州諏訪茅野北部支所は11月26日、同市の湖東小学校1年1組32人とチューリップの球根を植えた。2026年4月に開花予定で、新1年生へ入学祝のプレゼントとして贈る。今後は児童が栽培・管理を行い、成長を見守る。
この取組みは支所花育活動の一環として、2021年度から行っている。1年生が入学時、2年生からチューリップをプレゼントしてもらい、この時期に今度は自分たちが植えて、新1年生のため育てていく。花を贈られる喜び、育てて贈る充実感を次世代に繋げていってほしい考え。2025年度は同校のほか、JA茅野南部支所が同市の泉野小学校で行った。
この日は授業参観日で、保護者22人が見守るなか行った。職員6人は参加。JAファーム茅野店から赤・黄・白・桃色の花が咲く球根計60個を手配した。
児童は、職員や保護者支援のもとプランター1個につき球根4個ずつ植えた。プランター16個ができあがり、ジョウロで水をあげた後、昇降口に飾った。
由澤花恋さん(6)は「赤と黄のチューリップを上手に植えられた。きれいに咲いてほしい」と笑顔を浮かべた。
茅野中央支所の野明光幸地区統括所長は「一生懸命に球根を植えてくれてありがとう。きれいな花が咲くよう、頑張って育ててほしい。来年の春、新1年生に渡す日に来させてもらうことを楽しみにしています」と呼びかけた。